お食事 伝統/歴史 季節 身体の健康

200年以上生きているアイデア

投稿日:

うなぎ

明日、7月27日は土用の丑の日。贅沢なうなぎを堂々と食べられる日ですね。

夏を元気に乗り切るためにうなぎを食べる日をつくってくれたのは、
江戸時代の学者、平賀源内だといわれます。

そもそもうなぎの旬は秋から冬。

とはいえ、夏にもうなぎを売りたいと考えたうなぎ屋の主人が源内に相談したところ、
「本日、土用の丑の日」と書いて店先に張ることを勧めたのだそう。

すると、その店は大繁昌し、他の店も真似るようになったとか。

この張り紙が客を呼んだ理由としては、当時、「丑の日」にうどん、梅干し、
瓜など「う」のつくものを食べると夏負けしないという風習があったからだそうです。

もし、この誕生秘話が本当なら、200年以上たった今でも残っていることを考えると、
源内のアイデアは相当優れたものであったということですね。

お元気でお過ごしください。

久郷直子

-お食事, 伝統/歴史, 季節, 身体の健康

関連記事

秋の雲

秋空に浮かぶ、雲を眺めて

日が短くなり、朝晩の涼しさが際立ってきたこのごろ。 まだまだ日中は暑さが厳しいですが、 草木の様子や虫の鳴き声などから秋の気配を感じるようになりました。 秋は空が澄んでいて、とてもきれいですね。 昔か …

4月

4月から始める、ささやかな暮らしの新習慣

いよいよ4月になりますね。 新年度を迎え気持ちも新たになる季節には、何か始めてみたくなります。 今回は、私が4月から始めようと思っている“新習慣”をご紹介します。 1つ目は、毎日お風呂掃除をすること。 …

鍋

一人で楽しむ常夜鍋(じょうやなべ)

風が冷たい日に鍋物は嬉しいですね。 家族そろって一つの鍋を囲むことは冬の幸せな場面の一つです。 けれども最近では、家族の予定がまちまちなのか、 一人暮らしの方が増えているためか、一人用鍋が人気だとか。 …

ビールと枝豆

暑い季節も悪くない…

暑さが続く毎日。 体調管理はたいへんですが、ちょっとした楽しみや喜びもあります。 洗濯物がカラッと乾くこと、冷たい水がありがたく思えること、 まとわりつく熱気に混じる草木の匂い、セミの声、スイカの甘さ …

鍋料理

腹八分を心がけて

寒くなると温かい鍋ものがご馳走に感じます。 水炊き、土手鍋、湯豆腐、しゃぶしゃぶ…いろいろあります。 私は最近、韓国の家庭料理「スンドゥブ」にはまっています。 お肉と魚介から出汁を作るのはなかなか難し …