「同じ60代でも、
20歳ぐらいの差は、
ふつうに出るらしい。」
これは、ある健康食品のコマーシャルで使われている
キャッチコピーの一部です。
この言葉は、見た目を指しているとも、
身体の内側を指しているとも言っていません。
けれども、私たち消費者が瞬間的に閃くのは、
おそらく「見た目」のことだと思います。
“20歳ぐらいの差”が出る若々しい見た目を保つには、
適度な運動をして、毎日の食事にも気をつけて…と
常に生活習慣を気にかける必要があるでしょう。
それは、とても大変だなあと感じます。
けれども反対に、この言葉は私たちに
「希望を抱かせる、勇気づける言葉」でもあると思います。
60歳。
還暦を迎え、今までの名刺交換から始まる関係性がなくなり、
社会のしがらみから解放されます。
自由に過ごせる時間が増えるため、
趣味の集まりや同窓会に参加する方も増えるでしょう。
そんなとき、自分と同年代の友人たちを見比べて
“20歳ぐらいの差”を感じる…。
この言葉は「そう感じる前に、今すぐ頑張らねば!」と、
気持ちを奮い立たせて
チャレンジする勇気をくれる言葉なのではないでしょうか。
理想通りになることは少ないですが、
理想を持ち、それに向かって努力することは、とても良いことです。
私自身、この言葉にすごく励まされ、やる気をもらいました。
「同じ60代でも、
20歳ぐらいの差は、
ふつうに出るらしい。」
この言葉を胸に、以前から友人に誘われていたスポーツクラブに入会して、
“20歳ぐらい差がつく”ような、理想の見た目を目指そうと思います。
久郷直子