暖かな雨が大地を潤し、春霞がたなびくと、いよいよ桜の季節の到来です。
毎年のことながら、桜前線が日本列島を横断するころになると、カレンダーとにらめっこする日が続きます。
いつごろが見ごろか、休日の人ごみはどれくらいだろうか、天気は…考え事は尽きません。
桜の下に座って家族や友人と過ごすお花見は、日本独自のスタイル。
海外にも、欧米のバラ鑑賞や中国のぼたん鑑賞など、花を愛でる習慣はありますが、それらとは趣が異なりますね。
桜は、青空をいっそう明るくし、暮れなずむ宵の風景をぼうっと照らします。
時間によって姿を変える桜を愛でながら、家族や友人と重箱を囲み、食事やお酒を楽しむ。
こうしたお花見も、年中行事の1つとして楽しみたいものです。
お花見は充実した時間を過ごせる半面、地面から伝わる冷気によって寒さを感じやすくなります。
のんびりお花見を楽しむなら、先ず保温。
マフラーやひざ掛け、ポケットカイロなどを用意しましょう。
年に一度のお花見シーズンを元気にお過ごしくださいね。
久郷 直子