スギに続いてヒノキの花粉。花粉症でなくとも、目や鼻の痒みが辛いです。
ヨーグルトを食べるとマシになるとか、
バナナが良いとかいわれますが、
「菌活で腸内環境を整えれば、花粉症を抑えられます」
という記事を今年は、よく目にしました。
「菌活…?」
それは発酵食品やきのこを日常的に摂取して、
体内の善玉菌を増やす活動。
人間の腸内には様々な菌が棲んでいて、
おおまかに善玉菌・悪玉菌・日和見菌と呼んでいますが、
それらの細菌たちの生態系のことを
腸内フローラ、または
腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)というそうです。
善玉菌と悪玉菌の割合によっては、
それらの出す化学物質が想像以上に
人間の健康や美容に大きな影響を与えることが
わかってきたらしいのです。
どこかのテレビ局の番組では、
「腸内フローラは、ワクチンの開発や
抗生物質の発見に匹敵するインパクトを持つ」と
言っていましたが、
がんや糖尿病などの病気、
肥満や肌の状態にも及ぶとされ、
さらにはうつ病のような心の病気との関連もあると
考えられています。
免疫機能を調整する作用もあるため、
花粉症などのアレルギーを抑制する効果も
期待されているとか。
腸内フローラの研究は、
ブレイクする分野となるのでしょうか。
久郷直子