暑い季節、冷たい素麺は毎日でも食べたくなるご馳走です。
素麺は七夕に食べられる行事食。
その由来は様々ですが、
1つは「七夕(7月7日)に素麺の原型とされる索餅(さくべい)を食べて、
1年間の無病息災を願う」という風習が中国から伝わり、
一般市民に広がって七夕に素麺を食べるようになったといわれています。
素麺は、のど越しが良く淡泊な味なので、食べ方のバリエーションが豊富です。
オーソドックスなのは、おろし生姜を入れた出汁に麺を浸けて食べる冷やし素麺。
刻み葱、胡麻、ミョウガ、山椒、海苔、鰹節、大葉などの薬味を組み合わせることで、
さらに様々な味を楽しめます。
他にも、麺の上にハムやキュウリなどを添えていただくぶっかけ冷やし中華風の食べ方や、
ゆで上げた麺を出汁や味噌汁で煮込む食べ方もあります。
明日、私は七夕伝説に準えて素麺を天の川に、旬の野菜を織姫・彦星に見立ててトッピングし、
七夕気分を満喫しようと思います。
皆様もぜひ、年に一度の七夕をお楽しみください。
連日、大雨が続いております。
災害情報や避難情報を都度確認し、怪我には十分に気をつけてお過ごしください。
久郷直子