気温も湿度も上昇しつつあるこのごろ。
夏に程近いこの時季から気になり始めるのが「熱中症」ではないでしょうか。
熱中症とは、体温の調節機能に不具合が生じ、身体に様々な症状が現れることをいいます。
熱中症の症状は様々ですが、例を挙げると、軽度の熱中症なら立ちくらみやめまいなど、
中程度なら頭痛や吐き気など、重度ならけいれんや意識障害などが生じます。
熱中症の主な原因は、体内の水分不足です。
気温や湿度が高い夏場は、こまめな水分補給を心がけましょう。
上手に水分を取るコツは、「常温に近い水を7~8回に分けて飲むこと」
「就寝前や起床時、運動の前後、入浴の前後など、
水分が不足しやすいタイミングに水分を摂ること」です。
また、ミネラルも併せて摂取するなら、
スポーツドリンクや経口補水液を活用するのがおすすめです。
年齢を重ねると体温調節機能が衰えがちです。
この機能が低下すると、暑さに気づきにくくなったり、
身体に溜まった熱を逃がしにくくなったりして、熱中症にかかるリスクが高まります。
中高年の方は特に注意して、のどの渇きを感じる前に水分補給をする習慣を付けましょう。
夏本番まであとわずか。
健康には十分留意して、楽しい夏を迎えたいものです。
お健やかにお過ごしください。
久郷直子