歴史

5月4日は「みどりの日」

投稿日:2018年5月2日

5月

早いもので、もう1年の1/3が過ぎてしまいました。

明日から、ゴールデンウィークの後半に突入します。

ゴールデンウィーク後半の中日、5月4日は「みどりの日」。

自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむことを趣旨としています。

風薫る新緑の季節にふさわしい祝日だと思います。

みどりの日は元々4月29日で、この日は昭和天皇の誕生日でした。

しかし昭和天皇が崩御し、天皇誕生日が12月23日に移動。

従来の天皇誕生日も名称を変えて祝日として残されることになりました。

昭和天皇が植物に造詣が深く自然をこよなく愛しておられたことにちなんで、
従来の天皇誕生日は「みどりの日」となりました。

その後、2005年の祝日法の改正に伴い、みどりの日は現在の5月4日に移されたのです。

――雑草ということ(草)はない。どんな植物でも、みな名前があって、
それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。
人間の一方的な考え方でこれを雑草としてきめつけてしまうのはいけない。
(『宮中侍従物語 雑草とご愛草』より)

これは、庭の雑草の刈ったと話す侍従に対して、昭和天皇がおっしゃった言葉だそうです。

このことからも、昭和天皇が自然を愛しておられたことがよく伝わります。

「みどりの日」には国公立公園の無料開放を行うなど、
国民が自然に親しむための行事が各地で実施されます。

皆様も、ぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。

今週もお健やかにお過ごしください。

久郷直子

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