最近『おくすり手帳には不備がある』という内容のコラムを読みました。
おくすり手帳は、医療機関で処方された薬の情報や服用履歴、
アレルギーの有無などを記録して管理するための手帳です。
この手帳を持参することで、複数の医療機関にかかっている場合でも、
今回処方された薬が自分の身体に合うかどうか、
飲み合わせの悪い薬が同時に処方されていないかなどを薬剤師さんに確認してもらえます。
私も、おくすり手帳を活用していますが、ずっと不思議に思っていたことがあります。
それは、病院で診察を受けたにも関わらず、調剤薬局でも同じように病状や体調などを尋ねられること。
正直、何度も同じ問答をすることに煩わしさを感じていましたが、
このコラムを読んで「実は、おくすり手帳にも処方箋にも病名や病状が書いていない」ということを知り、
「だから前回と同じ薬の処方でも、病状などを質問されていたのか!」と納得した次第です。
実際に確認してみると、確かに薬の名前は書かれていますが、病名や病状などは書かれていませんでした。
コラムでは、患者が出来る対策として「自分で病名や病状を書き込む」ということが挙げられていました。
おくすり手帳を活用されている方は、ぜひ参考にされてはいかがでしょうか。
久郷直子