季節 植物

秋の夜長に…。

投稿日:2016年11月18日

「読書の秋」にちなみ、読書を楽しむのもいいですが、
落ち葉や木の実、枝などを使って工作を楽しむのも素敵だと思います。
たとえば、きれいに色づいたカエデやイチョウの葉で押し花をつくる。
松ぼっくりでクリスマスの飾りをつくる。
ガマズミやコブシの実を使ってリースをつくる…
どれも手軽につくれて、季節を楽しむことができます。

秋

私は今年、ススキで卓上用の小さな箒をつくってみようと思っています。
お月見の頃は、秋風に揺られ、銀色の穂を美しくなびかせていたススキ。
11月となった今ではすっかり枯れてしまい、カラカラに乾燥しています。
ですが、この枯れたススキが箒づくりにピッタリなのです。

用意するものは、以下のとおり。

  • 枯れたススキの穂:20~30本(目安)
  • 麻ひも:2~3本
  • ハサミ

これだけです。

作り方も簡単。

  1. 枯れたススキから余分な葉を取り除き、穂と茎だけにします。
  2. 穂と茎の境目を麻ひもできつく束ねます。
  3. 穂と茎を切りそろえ、見た目を整えれば完成!

ススキの本数によって大きさを調整できるので、
自分だけのオリジナル箒がつくれます。

気温が急に低下し、肌寒さを感じるころです。
しっかりと防寒対策を行い、
今週は野山に出かけて、
落ち葉や木の実など、
工作の素材探しを楽しんではいかがでしょうか。

久郷直子

-季節, 植物

関連記事

うぐいす

早春の兆し、鶯(うぐいす)のさえずり

―春は名のみの風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと声も立てず これは、日本の唱歌「早春賦(そうしゅんふ)」の歌詞の一部で、 この曲の作詞を担当したのが 東京音楽学校の教授だった吉丸一昌氏。 彼 …

美術館

文化に触れて、心を元気に

秋が深まり、朝夕が冷え込むようになりました。 紅葉や銀杏の木の葉が色づき、近所の公園を歩いていても秋の風情を感じられるこのごろです。 さて、明日11月3日は「文化の日」。 日本国憲法の公布を記念して制 …

紅葉

今年は紅葉を見逃さない

澄み切った空の下、銀杏が色づき 空気まで黄金色にそまるこのごろです。 一番きれいな紅葉(こうよう)のタイミングが気になります。 なぜならば紅葉は桜に比べて 美しい期間が短いからです。 春の桜前線は約5 …

冬物の服

衣料の冬支度

秋の衣替えといえば9月ですが、 最近はまだまだ暑いので夏服で過ごしました。 朝晩は涼しくなったので冬物衣類の支度をしようと思うと、 台風の影響で雨の日が続いたりして、とうとう10月に。 11月ごろまで …

素麺

七夕に素麺をいただく

暑い季節、冷たい素麺は毎日でも食べたくなるご馳走です。 素麺は七夕に食べられる行事食。 その由来は様々ですが、 1つは「七夕(7月7日)に素麺の原型とされる索餅(さくべい)を食べて、 1年間の無病息災 …