昼間は、まだまだ暑いですが、徐々に秋の気配が感じられるようになってきましたね。
そろそろ夏仕舞いをして、本格的に秋を迎える準備をはじめようと思います。
まずは、夏物衣類のお片付け。
季節外れになった大切な衣類をお手入れして、来年までしまっておきましょう。
特に、汗シミ対策を万全に。
衣類に残った汗は、ほんの少しのものでも確実にシミになってしまうため、
表面はきれいなのに衿や脇だけが汚れている、ということがよくあります。
来年の夏の初めの衣替えの時にがっかりしないよう、
特に着る頻度の高かった服は、しまう前に二度洗いしておくといいですね。
次に、日傘のお手入れ。
日傘は、洗濯用洗剤または中性洗剤を使うときれいに洗えます。
ただし、晴雨兼用などで撥水加工をしているもの、絹製のもの、
細かいレース生地のものなどは水洗いすると生地を傷めてしまうので、
優しくブラッシングするだけにしましょう。
また、濡れたまま太陽の光に当てると色落ちや黄ばみの原因になります。
日傘を干すときは水分をしっかり拭き取り、
風通しのよい日陰を干すことをオススメします。
加えて、はじめから全開にして干すと、生地が伸びて型崩れします。
半分ほど乾くまでは、日傘を半開きの状態にして置いておきましょう。
来年の夏の初めに、衣服や日傘がきれいな状態だと気持ちが良いものです。
この夏に活躍したお気に入りの物たちに「お疲れさま、ありがとう」
という気持ちを込めて、夏仕舞いを進めようと思います。
久郷直子