衣替えの季節になると
クローゼットの奥のほうから
「こんなの持ってたなぁ」
という服が出てきます。
持ってること自体忘れていた服は
処分しようと思いながらも、
思い出に負けて捨てられないことがあります。
「売上の80%は20%のお得意さんが買ってくれてるから」
というパレートの法則がありますが、
これは世間のいろいろなことに当てはまります。
例えば…
「世界の所得の80%は、20%の金持ちが得ている」とか、
「売上の80%を担っているのは、20%の製品である」とか、
「英語の文章で使われる単語の80%は
単語全体の20%の単語である」とか…。
ですから、「生活の80%の時間に着ているのは、
持っている服の20%だけである」
ということも考えられるのです。
16着の20%の3着ばかり着てるというわけですね。
ワンシーズン(3ヶ月=90日)あたり「上5着」、
「下5着」の服を持っていれば、
125通りの組み合わせが出来上がるのです。
125通りのパターンがあれば、
90日間、毎日違う服装のコーディネートをしても、
まだ35パターンも余裕があります。
『断』 : 不要なものをもう買わない(断つ)
『捨』 : 不要なものを捨てる
『離』 : 物へ執着することから離れる
捨てることと、ものを粗末にすることは違います。
不要なものでも、
とりあえず置いておく習慣をつけると、
クローゼットがぎっしり詰まって
服が見つけられずイライラしたり、
タンスに詰め込み過ぎて
湿気で生地が痛んだり、
もったいないことにもなりかねません。
お気に入りの服、
残したい服を大切にするためにも
今年こそは捨てようと思います。
不要なものがないスッキリとした部屋で夏を迎えましょう。
久郷直子