8月も今日で終わり。
気分は、少しずつ秋に向かっているこのごろです。
秋は、暑くもなく、寒くもなく過ごしやすい季節。
必然とお出かけする機会も増えるので、自然と装いやお洒落に関心が高まります。
しかしながら、年齢を重ねるとお洒落から遠ざかりがちです。
気が付けば、秋と春は同じコーディネートをしていたということも。
「流行を追う年代ではないし…」「言っている間に冬になる」
「お金がもったいない」などと考えてしまい、
年々、見た目にエネルギーを使わなくなっているような気がします。
お洒落も、元気がなければ出来ないことですね。
だからこそ、年老いてもお洒落を楽しんでいる人を見ると、
ハツラツとしていて輝いて見えます。
一方で、外見に気を遣わなくなると、
途端にみすぼらしく見えてしまいます。
先日の出来事。
私は着心地が良い綿のTシャツを着て出かけたのですが、
ふと、ガラスに映った自分の姿を見て
「もう、綿のTシャツは家の中でだけにしよう」と思いました。
顔のシワと綿のTシャツのシワが共鳴して年齢以上の印象を物語っていたのです。
もちろん個人差はあるのでしょうが、年齢を重ねるほどに、
服のシワをなくしたり靴をピカピカに磨いたりすることは、
いっそう大切になるのだなあと実感しました。
老いていく現実を穏やかな気持ちで受け入れながらも、
そこに胡坐をかいてはいけないと感じた次第です。
自分のためにも、周囲の人を安心させるためにも、
身だしなみとお洒落は一生、必要な気がします。
より若々しく元気に見えるために気持ちを奮い立たせ、
服装をチェックしたり姿勢よく歩いたりして、
常に「見られている」という意識を持ち続けたいものです。
秋に向かう季節の変わり目です。
体調管理には十分に気をつけ、お健やかにお過ごしください。
久郷直子