季節 植物

夏の薬草を探して

投稿日:2017年6月23日

ウツボグサ

2日ほど前に、1年の内で昼の時間が最も長くなる夏至を迎えました。

夏至を含め、季節の移ろいを表すものを「二十四節気」といいますが、
二十四節気をさらに細分化したものを「七十二候」といいます。

七十二候でいうと、
今の時期は「乃東枯る(なつかれくさかるる)」ころになります。

「なつかれくさ」は夏枯草と書き、
この時季に紫色のかわいらしい花を付け、
真夏になると茶色に変化する特徴がある植物です。

茶色になった時の様子が枯れたように見えることから、
夏枯草と呼ばれています。

夏枯草は漢方薬に使われる生薬の1つで、
利尿作用や解熱作用などがあります。

一般的には、ウツボ草という名前で知られています。

暑気払いに役立つとして、刻んで煎じ、
お茶の代わりとして飲まれたり、
揚げ物や酢の物、おひたしなどにして食べられたりしています。

ウツボ草は、日当たりのよい山野や路傍で自生します。

加えて、この時期はアロエやドクダミなど、
他の夏の薬草も見つけることができるでしょう。

まだ朝は、気温が低くて過ごしやすいころです。

自生する夏の薬草を探しながら、散策を楽しんでみるのも素敵ですね。

久郷直子

-季節, 植物

関連記事

浴衣

情緒で暑さを乗り越える

毎日ジメジメと蒸し暑く、 「梅雨明けまで長いなあ」と重たい気分になります。 そんな季節だからこそ、 浴衣姿の人を見ると爽やかな気分になります。 暑い季節に浴衣姿になり、 縁側でのんびり夕涼み。 これか …

スギ花粉

春風が運ぶ健康不安

春風が心地よく感じます。 暖かい風を感じながら、 入学、進級と新しい生活への希望に夢を膨らませている人も多いことでしょう。 けれども、春の風が運んでくるものは嬉しいものばかりではありません。 中には、 …

桜湯

誰よりも長く春を楽しむために

もっと長く桜を楽しみたいのに、 桜はほとんど散ってしまっていて、 もう若葉が出てきています。 こんなに早く散る桜、 もうちょっと咲いていてほしいものです。 花の時が過ぎても桜を楽しむために、 和食での …

和菓子

「和菓子の日」に健康を祈る

6月16日は「和菓子の日」です。 嘉祥元年(848年)、仁明天皇によって16個のお菓子などを お供えして人々の健康を祈る行事が始められました。 この行事は、江戸時代ごろまで続いたそうなのですが、 明治 …

田植え

「苗代や 家は若葉に 包まれて」

「苗代や 家は若葉に 包まれて」原 石鼎(はら せきてい) 新緑に風薫るころ、 ゴールデンウィークがやってきます。 昭和の日から始まり、 5月5日のこどもの日で締めくくられるまで、 4日間の国民の祝日 …