春風が心地よく感じます。
暖かい風を感じながら、
入学、進級と新しい生活への希望に夢を膨らませている人も多いことでしょう。
けれども、春の風が運んでくるものは嬉しいものばかりではありません。
中には、健康に悪影響を及ぼすものもあります。
その1つが花粉です。
毎年、日本気象協会が公表している「花粉飛散予測(第4報)」によると、
今年の花粉の飛散量は平年並みのところが多いようです。
例年に比べて特別多くないとはいえ、やはりこの時期は花粉症の方にとって辛いもの。
かくいう私も、様々な症状に悩まされています。
花粉症には、これといった治療法が確立されていません。
今のところは、外出する時間を考慮したり、
出かける際にマスクとメガネを身に着けたりなどの予防策をとるしか防ぐ方法はないようです。
また、花粉だけでなく、偏西風によって中国から飛来するPM2.5も気がかりです。
PM2.5は花粉症を悪化させる要因の1つで、
肺がんなどの重篤な病気を招くリスクも高めるとして注目されています。
PM2.5は非常に小さな物質なので、普通のマスクでは隙間が多いため防ぎきれません。
PM2.5の侵入を防ぐためには、鼻柱、頬、あごなどがしっかりと隠れて、
肌に密着するタイプのマスクを選ぶことが大切だそうです。
スギ花粉のシーズンが終わると、次はヒノキ花粉がやってきます。
まだまだ油断なりませんが、気を引き締めてこの季節を乗り切りましょう。
今週もお健やかにお過ごしください。
久郷直子