残暑はまだまだ厳しいですが、暦の上ではもう秋。
お月見の季節ですね。
そして今日は十五夜。
旧暦の8月15日にあたり、とりわけ月が美しいと言われます。
十五夜は「中秋の名月」とも言われますが、
もう一つ「仲秋の名月」という言葉があります。
何が違うのでしょうか?
調べてみると、「中秋」が十五夜を指すのに対し、
「仲秋」は旧暦8月(現在の8月下旬から10月上旬)を意味するのだそうです。
月といえば、人の身体の部位を表す漢字によく使われていますね。
肩、背、骨、胃、脳、胸、腰……。
月と身体にどんな関係が?
実は、この「月」は「肉」という漢字が簡略化されたものだとか。
名前は「にくづき」。
なるほど――。十五夜にあたり、月にまつわることを調べていたら、
秋の夜長もあっという間でした。
お元気にお過ごしください。
久郷直子