12月22日は冬至。
1年の中で最も夜の時間が長い日です。
夜が長い…つまり暗闇がいつも以上に長く続くことから、
昔の人々は冬至を「生命が終わる時期」と考えていました。
そうした考えのもと、様々な方法で無病息災を願ったといいます。
冬至の風習の1つが「ゆず湯」です。
由来は諸説ありますが、一説では「融通(ゆず)が効く冬至(湯治)」
という語呂合わせからきているのだとか。
確かに、ゆず湯に入ると、普通に入浴した時よりも身体が芯からポカポカ温まります。
調べてみると、ゆず湯には血液の流れを促進する働きがあり、
冷えの解消だけでなく風邪の予防や腰痛、神経痛を緩和する効果なども期待できるようです。
古くからの習わしである冬至のゆず湯ですが、
医学や科学が進んだ現代から見ても理に適っています。
冬至はゆず湯を楽しみ、1年の健康を祈りましょう。
新年に向けて心忙しい時期です。
体調には、十分にお気をつけくださいませ。
久郷直子