季節

情緒で暑さを乗り越える

投稿日:2016年7月8日

毎日ジメジメと蒸し暑く、
「梅雨明けまで長いなあ」と重たい気分になります。

そんな季節だからこそ、
浴衣姿の人を見ると爽やかな気分になります。
暑い季節に浴衣姿になり、
縁側でのんびり夕涼み。
これから始まる日本の夏の風物詩です。

 

浴衣

 

ここ京都では、
「浴衣姿で来店すれば料金を割り引く」
といったサービスを展開する飲食店もあり、
日常的に鮮やかな色や柄の浴衣を着る人が増えました。

けれども、清々しい空気が漂い、
涼しい気分にさせてくれるのは、
京都の舞妓さんが着ているような、
白ベースに藍色の古典柄の浴衣かなと思います。

 

“玲瓏八面起清風(れいろうはちめんせいふうをおこす)”
という禅語があります。

「玲瓏(れいろう)」は清く美しいもの。
「八面」はあらゆる方向…
この言葉には
“美しいものは、あらゆる方向に清風を起こす”
という意味があります。
優れた人には清らかな空気が漂い、
それが周りの人にも波及するということです。

 

周りを見渡すと、
会うだけで言葉を交わさずとも
心地よくさせてくれる人がいます。

蒸し暑い季節、
見た目も涼しげな装いで
人を心地よい気分にさせることも大切ですね。

久郷直子

-季節

関連記事

おはぎ

秋のお彼岸

秋のお彼岸は、秋分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間のこと。 今年の秋分の日は、9月23日です。 昔から、秋のお彼岸には「おはぎ」がお供えとされてきました。 ちなみに春のお彼岸には「ぼたもち」 …

クリスマス

年末年始に向けて

もうすぐ12月。 クリスマスや年末年始の準備などで忙しくなりますね。 私は師走にバタバタすることがないよう、やるべきことの予定を組んで、 少しずつ行うようにしています。 例えば、年末の大掃除も一気にこ …

満開の桜

今年のお花見計画

「待つのも祭り」。 今年もお花見コースをいくつか考えながら 満開の時を待っています。       1つ目は、清水寺から二年坂・三年坂を通って 高台寺、丸山公園、白川通り、 …

桜湯

誰よりも長く春を楽しむために

もっと長く桜を楽しみたいのに、 桜はほとんど散ってしまっていて、 もう若葉が出てきています。 こんなに早く散る桜、 もうちょっと咲いていてほしいものです。 花の時が過ぎても桜を楽しむために、 和食での …

桃の節句

3月3日 桃の節句

花屋さんの店先に桃の花や菜の花が並ぶと、陽光までもが暖かく感じます。 今日は「雛祭り」。 この言葉を聞くだけで、一気に春が迫って来そうな気分になります。 雛祭りの献立といえば「ちらし寿司」と「蛤のすま …