今週の 健康の金言
■快い眠りこそは自然が人間に与えてくれるやさしい、なつかしい看護婦である
（こころよいねむりこそは しぜんがにんげんにあたえてくれる やさしい なつかしいかんごふである）
『ハムレット』『ロミオとジュリエット』などの名作を残したイギリスの劇作家、シェイクスピアが快眠の価値を表現した言葉です。私たちも日々、睡眠の大切さを実感しており、ほとんどの方がこの言葉に納得されるのではないでしょうか。
そもそも睡眠は身体や脳が休息するための大切な時間ですが、脳が深い眠りに入ると成長ホルモンが分泌されることもわかっています。このホルモンの働きで、皮膚や筋肉などの成長が促されたり、傷ついた内臓などが修復されるといわれています。
では、理想の睡眠時間はどれくらいでしょうか。1日8時間という説もありますが、これは統計的な数字で目安に過ぎません。睡眠時間には個人差があって、時間よりも質が大切といわれます。ぐっすりと眠って、目覚めもスッキリしていれば短くても問題ないようです。
スムーズに眠りにつく方法としては、まずは脳をリラックスさせること。寝る前に心安らぐ音楽を聴いたり、軽い内容の本を読んだりするとよいでしょう。また、寒さが続くこの時期は、お風呂に入って身体を暖めてから布団に入ることをおすすめします。
シェイクスピアに倣ってたとえるなら、眠ることは、1日頑張ったことへのご褒美のようなもの。快眠を存分に楽しんで、明日のための元気を養いましょう。
