2013年の健康の金言一覧
酒は百薬の長
(さけはひゃくやくのちょう)
熱燗がおいしい季節ですね。「酒は百薬の長」と言われますが、これには「適量ならば」という条件がつくことは、ご存知でしょう。
適量の目安は、1日平均純アルコールにして約20グラム程度で、これをお酒に換算すると、清酒なら1合(180ml)、ビールなら中瓶1本(500ml)、ワインなら1杯(120ml)になります。
お酒が好きな人からは、物足りないという声が聞こえてきそうですが、適量を守れるなら、
アルコールには、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増加させたり、血液を固まりにくくする作用があり、動脈硬化や心筋梗塞の予防につながると言われています。
また、アルコールが食欲を増進させることは、多くの方が実感されているでしょう。
こうした健康効果もさることながら、お酒の魅力といえば、やはり緊張が和らいだり、気分が良くなったりすることではないでしょうか。
仕事や家庭などでイヤなことがあった時の、気分転換の一杯。気の合う仲間とワイワイ楽しむ一杯。
そして、大切な人と静かに味わう一杯。お酒が私たちの人生をより豊かなものにしてくれることは間違いありません。
さあ、今宵も一杯飲みませんか。もちろん、量はほどほどにして。
2013/12/27 更新
頭寒足熱
(ずかん そくねつ)
昔から伝わる有名な健康法ですが、頭を冷やして足を温かく…といわれても、あまりピンッときませんよね?ですが、一度はみなさんこの健康法を実践しているはず! ――自分が体調を崩した時を想像してみてください。 身体はブルブルと寒気を感じるのに、頭は熱くてボーッとする…。そんな時、みなさんはどうしますか?氷枕で頭を冷やし、 温かい服装で休息を取るのではないでしょうか??これが「頭寒足熱」です。 この方法は、不調な時にも役立ちますが、何よりも普段から実行することが大切です。足先を温めることで血行が良くなり、 全身の冷えが改善されます。すると、肩こりや頭痛などの症状が予防できる上に、免疫力まで向上!また頭を冷やすと、集中力が高まり脳の働きが良くなるといわれています。 そんな「頭寒足熱」の身近な実践法が入浴。さらに温泉なら、泉質によって皮膚病や高血圧症、糖尿病への効果も期待できるので、一石が、二鳥にも三鳥にも! この季節は、寒さで体調を崩しやすくなります。今年は、「頭寒足熱」で健康な冬をお過ごし下さいね!
2013/12/13 更新
腹八分目に医者要らず
(はらはちぶんめにいしゃいらず)
「腹八分目に医者要らず」といいますが、腹八分目とは、どれくらいでしょう。
感じとして「少し物足りない」程度の量。しかし、これは食べることが大好きな人にとってはつらいですよね。
そもそも、どうして食べる量を控えめにしたほうが身体に良いのでしょうか?
それは満腹になるまで食べると、消化に時間がかかるため、胃や腸などの消化器官に負担がかかるからです。
また、消化を促すために血液が消化器官に集まるので、全身の血の巡りが悪くなるともいわれています。
それに、いつも満腹になるまで食べると、肥満になる危険性も…。
とはいえ、良くないとはわかっていても、満腹になりたいもの。
そこで、ご提案したいのが、「よく噛んで、ゆっくり食べること」です。
目安としては、一口につき20~30回噛みます。こうすることで脳の満腹中枢が刺激され、たくさん食べなくても満腹を感じることができます。
自分で料理をする時は、材料を大きめに切ると、噛む回数が自然と増えるのでおすすめです。
これからの忘年会シーズン、美味しい物を食べることが増えます。
せっかくの機会ですので、宴会では思い切り楽しむことにして、その分、普段は「腹八分目」を心掛けてみてはいかがでしょうか。
2013/11/29 更新
味噌汁一杯三里の力
(みそしるいっぱいさんりのちから)
古くから日本人に愛されてきた味噌。たとえ、戦争で生活が苦しい時でも、食べられ続けてきました。その理由は、貴重なタンパク源であったことが挙げられます。
タンパク質は筋肉や皮膚、血液、骨などの身体をつくる主成分。それが不足すると、疲れやすくなって、免疫力が低下します。
タンパク質は、肉類や卵、牛乳などの動物性タンパク、豆類の植物性タンパクに分けられます。
一般的に動物性は吸収率が高い反面、高脂肪。一方の植物性は、脂肪分が低いかわりに体内で吸収されにくいと、それぞれ一長一短です。
ところが味噌は、低脂肪な植物性でありながら、発酵段階で体内に吸収されやすいアミノ酸に分解されているため、吸収率がググンッとアップ!動物性に並ぶ優れたパワーを持った食品なのです。
そんな味噌を手軽に摂れる調理法は、やっぱり味噌汁。朝一杯の味噌汁は、三里(約12km)を歩く力になるといわれています。朝一杯の味噌汁で、一日をパワフルに過ごしましょう!
2013/11/21 更新
旅は私にとって精神の若返りの泉だ。
(たびは わたしにとって せいしんの わかがえりの いずみだ)
童話『人魚姫』や『みにくいアヒルの子』などの作者として有名なアンデルセン。彼は、生涯に29回も国外旅行をするほど、無類の旅行好きでした。今回の金言は、そんな彼の経験から出た言葉ではありますが、旅行の若返り効果は、科学的にも認められているんです。
ガン細胞やウイルス細胞をやっつけるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、旅行をすることで活発になり、免疫力が高まるといわれています。
また、旅行の3日後にかけて、徐々に活性酸素を取り除くSOD様酵素が増えて、肌の老化が抑えられるので、若返り効果が期待できるという研究発表もあります。
さらに旅には、心をリラックスさせる効果も。旅行の2日後に充実感や幸福感はピークとなり、反比例するように、ストレスが軽減することがわかっています。
今年ももうすぐ、紅葉のシーズンがやってきます。京都や日光などの名所に足を運び、アンデルセンの言葉を体感しながら、心と身体を癒してみてはいかがでしょうか?
2013/11/05 更新
習慣は第二の天性なり(しゅうかんは だいにの てんせい なり)
「習慣は第二の天性なり」とは、身に付いた習慣は、知らないうちに身体に深く染み付き、生まれつきの性格のようになることを意味しています。
「朝起きてコップ一杯の水を飲む」、「寝る直前まで飲み食いしてしまう」など、良い習慣にせよ、悪い習慣にせよ、確かに何年も続けていれば、身体が勝手に動いてしまうものですよね。
せっかくなら健康的な習慣を身につけて、健康人生を歩みたいもの。そこで今回は、健康的な習慣づくりに役立つ、ちょっとしたコツをご紹介します。
まず大切なのは、<将来なりたい理想像>と<小さな目標>を持つこと。理想がなく、ただ「運動する」という目標では、やる気が続きません。
「来年、八十八箇所巡りに挑戦するために、毎日一万歩ウォーキングをする」など、なりたい姿と達成できる行動目標を持ちましょう。
次は、決めた行動に、時間や場所を加えていきましょう。たとえば「明日の朝起きて30分後に、公園の周りをウォーキングする」など。
すると、行動がイメージしやすくなり、スタートの先延ばし防止に繋がります。
さらに、それを身近な人に宣言してみるのも有効です。自分との約束では、「誰も見ていないし…」とついつい破ってしまいがち。
宣言することで、相手が心強い協力者になってくれるはずです。
(行動は1ヶ月、運動は3ヶ月で習慣に変わるといわれています。)
さあ皆さんも、未来の健康のために、今日できることから始めてみませんか?
2013/10/18 更新
冷えは万病の元(ひえは まんびょうの もと)
夏の猛烈な暑さが過ぎ去り、随分と過ごしやすくなりましたね。
そろそろ「手足が冷えてつらいわ…」なんて方も、いるのではないでしょうか。
そこで、今回は冷えについてのお話です。
さて、皆さんは、身体ってどこから冷えていくか知っていますか?
最初は「手や足」。これは皆さんの想像通りですよね。大事な脳や内臓に血液を送ることが優先されて、手足が後回しになるからです。
そのあと、胃腸などの消化器官、次に腎臓などの泌尿器官や生殖器官、最終的には肺などの呼吸器官へと広がります。
消化器官が冷えると、便秘や口内炎、肌荒れなどの軽い症状が現れます。
呼吸器官まで広がれば、うつや気管支炎、ぜんそくなどの重い病気に繋がってしまいます。
まさに、「冷えは万病の元」。侮ってはいけないということですね。
重い病気になる前に、軽いうちから改善しましょう。
手軽に取り入れられる対策としては、38~40度のぬるま湯で足湯がオススメです。
また、皮膚の近くに頚動脈が通っている首の周りを暖めたり、冬野菜を食べるのも良いですね。
これからが寒さの本番!冷え対策を心がけて、今年の秋冬は、病気知らずで過ごしましょう。
2013/10/04 更新
秋茄子は嫁に食わすな(あきなすは よめに くわすな)
みなさんは、このことわざの意味を知っていますか?実は、このことわざには2つの解釈があるのです。
一般的なのは、「秋の茄子は、身が引き締まっていてとても美味しいから、憎らしい嫁には食べさせない」という嫁いびり説ですね。
これは、私撰集『夫木和歌抄』の短歌「秋なすび わささの糟に 漬けまぜて よめにはくれじ 棚に置くとも」
(訳:秋茄子の酒粕漬けを棚の上に置いても良いけれど、よめ<嫁と夜目【ネズミ】の掛詞>には食べられないように気をつけなさい)に由来しています。
もうひとつの解釈は、『養生訓』の一文、「茄子、本草等の書に、性不好と云う。」から、嫁を気遣う説。これは、「秋茄子を食べると身体が冷えて子宮に障るから、嫁には食べさせない」という意味です。
全く逆の意味を持つことわざ。かわいい息子を奪われて悔しい気持ちと、孫を産む嫁には優しくしたい気持ち。まさに、姑の複雑な心境を表しているようで、面白いですね。
2013/9/20 更新
病気の境涯に処しては、病気を楽しむという事にならなければ生きて居ても何の面白味もない
(びょうきのきょうがいにしょしては びょうきををたのしむということにならなければいきていてもなんのおもしろみもない)
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」の俳句で有名な正岡子規。今回の金言は、子規の随筆集『病牀六尺(びょうしょう ろくしゃく)』にある一文です。
子規は28歳の時に、結核菌が脊椎に感染する病気「脊椎カリエス」と診断され、34歳の若さでこの世を去りました。実に、6年にも及ぶ闘病生活…。その間も子規は、文学史に残る素晴しい作品を生み続けたのです。
人は、大きな苦難を前にすると、「どうして自分だけが不幸な目に…」と諦めがつかないから、その事実を受け止められずに逃避します。
ところが子規は、病を「自分では、どうすることもできないもの」として受け止めた上で、残された時間を“書くこと”に費やし、そこに楽しみを見出しました。
だからこそ、なくなる3日前まで『病牀六尺』を書き続け、今回の金言が生まれたのでしょう。
仏教の教えにも、生・老・病・死は、人が避けて通れない困難として挙げられています。
それらが自身に襲い掛かった時、受け入れられずに不幸な境遇を嘆くのでしょうか?それとも、受け入れた上で、自分にできる最大限の行動をするのでしょうか?
どちらの道を選ぶのも、自分次第なのです。
2013/9/6 更新
病は癒ゆるに怠る(やまいは いゆるに おこたる)
8月も残すところ約1週間!過去最高気温を記録した今年の夏は、暑さで体調を崩してしまい、夏バテや夏風邪に苦しんだ方も多いのでは?今回の「金言」は、そんなあなたに、お届けします。
体調不良というものは、自律神経の乱れや免疫力の低下など、身体の根本に原因があり、「グッタリする…」「お腹が緩い…」など、さまざまな症状となって現れます。
なので、「症状が治まったから、もう大丈夫!」なんて無理をするのは禁物!根本原因を解決しないと、症状がぶり返したり、別の症状を引き起こしたりします。
たとえ病状が治まっても、栄養と休養をしっかりとって、養生を続けましょう。
「病は癒ゆるに怠る」。病気は、治りかけが肝心なのです!
行楽の秋を元気に迎えるためにも、夏に弱った身体をいたわって、芯から健康な身体を取り戻しましょう。
2013/8/23 更新
早寝早起き病知らず(はやね はやおき やまいしらず)
昔から、良い生活習慣とされている早寝早起き。ですが、なぜ早寝早起きは良いのでしょうか?「病知らず」といわれるほどの効用とは??
その秘密を解くカギとなるのは、「体内時計」と「成長ホルモン」。
ヒトの体内時計は、25時間周期になっており、放っておけば生活と身体のリズムはズレていく一方。
いわば、慢性の時差ボケ状態!それをリセットするには朝日を浴びることが大切なんです。
朝日を浴びて体内時計の活動のスイッチをオンにしないと、夜になっても休息モードにならず、眠れない…なんてことに。
そして、さらに注目したいのが就寝時間と成長ホルモンの関係。
成長ホルモンは、一日の疲れを癒し、身体を修復・再生してくれるホルモンで、睡眠時に多く分泌されます。
その分泌のピークは22時~2時。この時間に睡眠をとれば、成長ホルモンが疲労を回復し、さらには老化防止や免疫力アップにもなるんです!
科学的に見ても、「朝日とともに起きて、日が沈んだら眠る」昔ながらの生活は、健康的な理想の生活といえるんですね。
2013/8/9 更新
トマトが赤くなれば、医者が青くなる
(とまとがあかくなれば いしゃがあおくなる)
トマトには栄養素が豊富なのは、みなさんご存知ですよね。では具体的に、どんな栄養素があって、どんな効果があるのか知っていますか?
感染症にかかりにくくする効果があるビタミンA、ビタミンC。血液の流れを良くするビタミンE。
水分や余分な塩分の排泄を促し、身体をクールダウンしてくれるカリウムなど、身体に良い栄養素がたくさん詰まっています。
そして、トマトに含まれる栄養素の代表格は、何と言ってもリコピン。
赤い色素で強い抗酸化作用があり、美肌やダイエットだけではなく、動脈硬化や糖尿病の予防にも最適なんです!
まさに、万能食材と言えるトマト。赤くなれば、医者の仕事が減って顔が青くなるのも納得です。
この言葉が生まれたヨーロッパのトマト摂取量を見てみると、世界第一位がギリシャ。一人当たりの年間摂取量は130kg、1日だと大きなトマト2個分。
トマトの国・イタリアでは75kg、大きなトマト1個分。一方、日本は10kg以下で、一日だとミニトマト1.5個分。比べると、随分少ないことがわかりますね。
この夏はトマトを積極的に食べて、元気に乗り切りましょう。
2013/7/26 更新
夏は熱いものが腹の薬(なつは あついものが はらのくすり)
じんわりと額に汗がにじむ季節。いよいよ夏本番ですね。暑くなると、ついつい冷たいものが恋しくなって、昼はそうめん、3時にアイス、夜はビールに冷奴…なんてことはありませんか?そんな時に思い出したいのが、このことばです。
冷たい物を摂り過ぎると内臓を冷やしてしまい夏バテに。そうなる前に、冷たいものを食べたら、一杯のお味噌汁を飲んだり、食後に温かいお茶を飲んだりと、胃腸をいたわっておきたいものです。
それ以外にも、夏にオススメなのが、ネギやショウガ、ワサビなどの香辛料です。ピリリと刺激がある香辛料は、血行を促進して身体を温め、発汗を促します。また香りには、食欲を増進する効果があり、茹だるような暑さを乗り越えるにはピッタリ!
体力を消耗する夏こそ、食事でしっかり体調を整え、元気でパワフルな夏を満喫しましょう。
2013/7/12 更新
日光の見舞う家には医者は見舞わず
(にっこうの みまういえには いしゃは みまわず)
ヨーロッパに伝わることわざで、日光には、さまざまな病気を予防する効果があることから、このことばが生まれました。 最近では、日光浴=健康というイメージが薄れてきています。その理由は紫外線。紫外線と聞くと、シミ、シワを増やす“美容の敵”、皮膚ガンの元…といったマイナスの印象が強いですよね。実際に日本でも、1998年以降、母子手帳から日光浴をすすめる記述が消えているんだとか。時代とともに捉え方が変わってきているんですね。 でも、適度に日に当たることは大切です。紫外線は、身体に吸収されるとビタミンDを生成します。ビタミンDはカルシウムを合成するために必要なもの。つまり、紫外線は骨を強くしてくれるんです。他にも、強い殺菌作用や体内時計を整える働きもあり、日光は私たちに、悪い影響を与えるだけの存在ではないのです。 夏は遠出をする機会も増え、日光に当たることが多くなります。日傘や帽子、サングラスを活用するなどして、太陽と上手く付き合っていくことが大切ですね。
2013/6/28 更新
よいうちから養生(よいうちから ようじょう)
身体は、健康なうちから労わるのが最良の健康法であるという意味のことばで、前もって気をつけていれば、良い結果に繋がるというたとえにも使われます。 江戸時代の学者である貝原益軒は、健康的な生活について解説した教育書『養生訓』の中で、「自分の身体を守り長生きをしたいのなら、健康な人であっても、若いうちから健康を保ち続ける方法を学び、実践することが大事である」と書いています。 健康は、失ってから大切さに気付くもの。大きな病気になる前に、日々の食生活や生活習慣から気をつけましょうね。
2013/6/21 更新
枇杷が黄色くなると医者が忙しくなる
(びわが きいろくなると いしゃが いそがしくなる)
枇杷の実が黄色く熟すのは初夏であり、夏になると病人が増えだすので医者が繁盛するという意味のことば。
確かに、枇杷が鮮やかな色を付けるこれからの季節は、気温が上昇して、なんとなくだるい、ぐったりする…なんてことが起こってきますね。そんな気候に負けないためにも、今からの健康づくりはとっても重要です。
汗は清潔なタオルで拭き取り、ビタミンやミネラルをきちんと摂取しましょう。枇杷にも、夏にうれしいミネラルの1つであるカリウムが豊富なので、この言葉を思い出しながら食べてみるのもいいかもしれませんね。
2013/6/21 更新
起きて働く果報者(おきて はたらく かほうもの)
健康で働くことができる人は、何よりも幸せ者だという意味のことば。
私たちは、健康な時ほど働く喜びを忘れがちになってしまい、病気で寝込んだ途端に働ける幸せと健康の大切さに気付かされます。ありふれた幸せな日常は、健康によって成り立っているのですね。
また、働くことだけではなく、趣味に没頭したり家族のために家事ができるのも健康があってこそ!皆さんも、普段からバランスの取れた食生活や運動、休息で、何より大切な健康を保ってくださいね。
2013/6/21 更新
青葉は目の薬(あおばは めのくすり)
みずみずしい青葉の緑には、視界をすっきりさせる効果があるといいます。
テレビやパソコン、携帯電話など、文明の利器に囲まれて、近くを見ることが多い現代。そんな生活は、私たちが考えているよりも身体にとって大きな負担なんです。
たまには、身の回りの自然を気にかけてみましょう。家の近所を散歩するだけでも青々とした力強い新緑を楽しめます。他にも、アジサイやツツジなど季節の植物を観賞するのもいいですね。
木々の生命力を感じながら、身体も心もリフレッシュするなんて最高の贅沢♪日々の健康を保つためにも、そんなステキな時間を作りましょう!
2013/6/21 更新
薬で補うは食で補うに如かず (くすりでおぎなうは しょくでおぎなうに しかず)
中国に伝わることわざで、肩こりなど未病の改善や大きな病気の予防には、薬よりも食事で栄養を補う方が良いことを意味しています。
今日食べたもので、明日の身体はつくられます。そして、健康はその積み重ねから生まれるもの。不調のたびに薬を飲んでしのいでも、真の健康は手に入らないですね。
病気になってから慌てるよりも、普段からご飯などの主食、野菜類、お肉や魚、牛乳などの乳製品、果物をバランスよく食べて、健康な身体を作っていくこと。
気長なようですが、こうした健康の基礎を毎日コツコツ続けることが、いつまでも健康でいるための近道なんですね。
2013/6/21 更新