金氏 高麗人参トップ>歳時記のある暮らし(2023年8月)

2023年8月 歳時記のある暮らし

ひまわりの花が元気よく咲くころです。
皆様、すこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用いただき誠にありがとうございます。

帰省、盆踊り、花火大会、海水浴など、夏休みの話題にあふれる時期です。
 朝顔の紺の彼方の月日かな   石田波郷
深い藍色の朝顔を見ていると、遠のいた月日へと意識がさかのぼり、夏休みの朝顔日記を思い出します。
 鏡中に西日射し入る夕立あと   山口誓子
むくむくと湧き上がる入道雲が夕立をおこし乾いた大地を潤します。小一時間でからりとあがり、日が射しはじめると雨が降ったのがうそのようです。夕立が過ぎ去った後の涼しい気配こそが暑さから逃れてホッとできる夕立の醍醐味なのでしょう。
八月十九日は「俳句の日」。「八(は)一(い)九(く)」の語呂合わせからできたといわれます。俳句といえば堅苦しく感じるかもしれませんが、ルールはたったの二つです。
「季語を入れること」と「五、七、五のリズムで詠むこと」。暮らしの中で心が動く瞬間があれば、写真を撮るように心のシャッターを切って五、七、五という軽快なリズムで季節感を表現してみましょう。
 しら玉の雫を切つて盛りにけり   日野草城
冷たい白玉団子は夏の風物詩。つるりとした白玉は涼しげでかき氷と相性がよく、シャーッと削られた氷の山にのせて蜜をかけると気分爽快なスイーツになります。清少納言は『枕草子』の中で「上品なもの」を意味する「あてなるもの」の一つとして「削り氷にあまづらに入りて、あたらしきかなまりに入りたる」ものをあげています。削った氷にあまづら汁をかけ、新しい金属の椀に入れたものは優雅で上品だとしています。涼しさと甘さを五感で味わいながら、あっという間に溶けてしまう儚さを優雅として楽しんだのでしょう。
夏を快適に暮らすために、夕刻の打ち水や浴衣での夕涼みも風情があります。湯上りの木綿の浴衣の肌触りは、吸水性がよくシャンとしつつサラリとして心地よいものです。澄んだ音色で風を感じる風鈴や、遮光をしながら風を取り込み朝顔やへちまの蔓を絡ませる自然素材のすだれやよしずも涼しさを感じさせてくれます。
健康に夏を乗り切るために旬の食材にも注目したいものです。脂ののったあなごは夏のスタミナ源。関東では煮て、関西では焼いて食べるのが一般的です。おくら、かぼちゃ、きゅうり、とうがん、トマトなどの夏野菜は、身体を冷やす働きや利尿作用などがあり、見た目も色鮮やかで食欲が増す効果が期待できます。水分が多くて甘く大きいすいかは、砂浜ですいか割りをしたことや、縁側で冷たいすいかをほおばった過去を彷彿とさせてくれます。旬の食材で暮らしを楽しみましょう。
八月には、木々の葉が落ちる「葉落ち月」が変化した「葉月」という別名があり「秋隣」という季語もあります。夕暮れに「カナカナカナ…」とひぐらしの鳴き声が消え入るように聞こえてきたら夏も終盤。八月二十三日の処暑を迎えると、朝晩の暑さがやわらぎ秋の気配が感じられます。早く過ぎる夏を逃さず満喫したいものです。
日中の猛暑はまだまだ続きます。ここ数年の暑さは身体にこたえるものがあります。最高気温が三十五度以上の日を「猛暑日」、最低気温が二十五度以上の夜を「熱帯夜」と呼んできましたが昨年、日本気象協会は最高気温が四十度以上の日は「酷暑日」、夜間の最低気温が三十度以上の夜は「超熱帯夜」と表現すると発表しました。
栄養バランスの良い食事、充分な休養と質の高い睡眠に加えて、エアコンを使用して室内の温度を下げる、喉が渇く前に水分補給を行うなど、熱中症を予防して元気に夏を乗りきってください。

健康対策には高麗人参 健康食品『神秘の健康力』。
皆様のご健康をお祈り申しあげます。

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