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2024年2月 歳時記のある暮らし

梅の香に春への期待が膨らむころとなりました。
皆様、すこやかにお過ごしでしょうか。
いつも『神秘の健康力』をご愛用いただき誠にありがとうございます。

 寒い季節が終わってほしいと思うこのごろですが、二月は春の兆しが感じられる時季です。 三日は、冬と春の季節を分ける節分、四日は立春。旧暦では、もう春ということになります。しかしこのころはまだ寒く体調を崩しやすいことから、季節の変わり目は邪気が入りやすいと考えられていました、そこで、邪気を払ってから一年をスタートさせようと、節分に邪気払いと無病息災を願う追儺(ついな)が行われてきました。邪悪の象徴である鬼を、鬼の嫌がる豆まきや柊鰯(ひいらぎいわし)で追い払います。
農耕民族の日本では豆まきの豆は五穀の象徴であり、神が宿ると信じられてきました。しかし、豆の芽が出てしまったら凶事が起こると恐れられ、芽が出ないように豆まきの前日に豆を炒って升に入れ神棚にあげてお祓いを行いました。豆を炒ることは、鬼の目を射ることに通じます。また、年齢の数プラス一粒の豆を食べることは、この時季の健康維持に大切なたんぱく質源として重宝されたことでしょう。
春の兆しは、日脚が伸びてくること、花粉症が気になること、雪の合間に福寿草やフキノトウを見つけることなど、春を感じる瞬間は人それぞれですが。梅暦(うめごよみ)という言葉のとおり、二月は梅の花が咲いたのを見て春が来たのを知る月です。
 わが園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも
大伴旅人は、雪かと思えば梅の花びらだった、と寒い時季に春を感じさせる梅の花に天上の神々の世界の高貴さを見出しています。
 東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
九〇一年、菅原道真は藤原時平との権力争いに敗れ遠く太宰府へ左遷されることになります。道真は、愛でていた庭の梅、松、桜の木々に別れを告げます。
 梅の木は主を追って一晩で左遷先の大宰府に降り立ち、そこで根を張りました。それが太宰府天満宮に現存する樹齢千年のご神木「飛梅」です。
松の木も道真を追って梅の木とともに飛び立ちましたが、途中で力尽きて兵庫県に落下し、そこで根をおろしたため「飛松伝説」として語り継がれています。
桜の木は道真がいなくなった悲しみに耐えきれず、その場で枯れてしまいました。
風雪に耐え、他の花に先駆けて花を咲かせる梅のパワーにあやかって長い冬を乗り越えたいものです。二月の暦には春を予感する名前が見られます。
四日からは「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」。春先に東から吹いてくる風を「東風(こち)」といいます。冬の間張りつめていた氷を春風が解かしはじめるころです。
九日からは「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」。万葉の昔から「梅に鶯」の組み合わせはよく歌に詠まれてきました。「春告鳥」とも呼ばれるウグイスは、オオルリやコマドリとともに鳴き声が美しいとされる日本三鳴鳥の一種です。しかしウグイスの中には上手に鳴けない鳥もいるようです。人間にも個人差があるように、ウグイスの世界でも個体によって美しくさえずるものとそうではないものがあるそうです。また、寒い早春は喉の筋肉が沈静しているため、地鳴きと呼ばれる美しくない鳴き方をするともいわれます。
十四日からは「魚上氷(うおこおりをいずる)」。気温の上昇で湖や川の氷が割れ、氷下で泳いでいた魚が氷の間から跳ね上がるころです。ニシンやメバルが「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれるように、春を告げるのは花や鳥の他に魚もあるのですね。
十九日からは「雨水(うすい)」。降る雪が雨に変わり、雪解けとともに農耕の段取りが始まります。余寒厳しき折ですが春の兆しを楽しみながら冬を乗り越えましょう。

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皆様のご健康をお祈り申しあげます。

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